2009年5月31日日曜日

ゴングの鳴った東京フリンジ♪















5月29日、ついにゴングが鳴った!

なんの!?
もちろん第3回東京フリンジ、開始の鐘である。

第1日目は、シャクティの、クンダリニ・タントラヨガ体験と、ドウェインさんのコメディ「ピエロと少女」。

*シャクティのヨガには、シバ・ベリーダンス道場、ヤスヨさん率いる13人のベリーダンサーがやってきた。
みなロングヘアを束ね、ペッタンコのお腹をだして、20畳ほどのスタジオで汗を流す。(20年ほど前のわたしたち、シャクティ舞踊団もこうだったかな…。)

彼女たち以上にS字カーブラインを誇るシャクティは、呼吸からつくるムーブメント、内側からわきあがるエネルギーで、彼女たちをグイグイと引っ張っていた。
ヨガが終わり、みな湯上りのようないい笑顔で帰っていった。

*ピエロと少女の、少女役はよしこさんという女優さん。なかなかヨーロッパ風デカダンスで、ムードがあった。
ドウェインさんはシリアスなものからコメディまで、達者な芝居をみせる。

∮ ёёёёё ♪
2日目も、面白いプログラムがいっぱい!
ざ~と書き出すと。。。。。。

*創作日舞「大地にわびる」は、長年のお付き合いのエギクさん――。
エジンバラ、アヴィニョン、アデレードなど、たくさんのフェスティバルに一緒に参加した。
思い出はいっぱいあり、東京フリンジには欠かせない方だ。
ガムランの音楽で踊り、不思議な空間をつくりだしていた。さすが、エギクさん!!
(左の写真/準備中をパチリ)

*アコーディオン弾き語りのマーニ・ライスさんは、「移民の物語」。
たしかな表現力で骨太な作品にしあげていた。

*シャクティのリクエストショー「千夜一夜」は、お客さんがもってきたCDで踊るというスタイル。
これまたさすがシャクティ! この一言につきる。
遊び心いっぱい。自ら作曲し録音したオリジナルCDを持参した人もいた。
どんな曲も僕(しもべ)、いや、友人、いや愛人、いや…。
とまぁ、あれもこれも取り込んでしまうシャクティの魔物ぶりに、あらためて脱帽である。

*地下プロレスEXIT(エクジット) は、さあさあ、迫力満点。。。。。血わき肉踊るとはまさにこのショーにぴったりの言葉。
極真空手でトップをキープした小笠原先生と、ヌエタイの轟さんのマッチ、頭突きの富豪2夢路と澤の真剣マッチ。(右の写真)
もう半端ではない取り組み。
久しぶりに、アドレナリンが全開し、血液がドクンドクンと脈打ち、良識の壁は決壊。
思わず、「イタ~!」「グゲッ!」などの擬音語を発してしまった。
澤さんの目がちょいと狂気になってくる。
夢路さんから笑いが消えかかる。。。。。と、ここでゴング!
小笠原先生の間のとりかた、リングアナの掛け声。
まさか、シャクティ・スタジオでこのようなリングが展開されるとは!! 思ってもいなかった。

*ロシア、ペテルブルグ出身のミハイル・タンクさんの「暗黒の魂」は、歌と映像とセリフで、ナチに両親を奪われた祖父の残したカメラ。そこに映し出す真実を描きだしていた。
心の奥底に、ミハイルさんの言霊がじわじわと、浸透してくるような舞台であった。

5月31日、これから、3日目を迎える。いまから準備しなくてはならないので、また書きます。

タイガーが、チッチッチッと時の鐘をチェックしていますので。
スタジオ到着が遅れると、噛まれるかも…。
あたふたあたふた、、、、、ダッシュ!!!!




2009年5月21日木曜日

ドウェインさんの猫と遭遇した日


 昨年6月、雲の多い、ちょっと肌寒い日、TFFの主催者のひとり、ドウェインさんが愛猫、グレイモーケンを連れてスタジオへきた。

 部屋でなにかの工事があり、ドウェインさんのいない間、ガーガー、バタバタ、ギシキシといった濁音に、グレイくんがナーバスになるといけないё;; と、心配したからだ。

 そーっとドアを開けて、お二方がスタジオへ。わたしは、シャクティの留守をあずかり、朝からスタジオの3階にいたが、2階へ入った物音に、いっさい気づかなかった。

 ただ、タイガーはちがった。耳がピクッと動き、ヒゲがピーンとはりつめた。どんなに家猫でも、生き物の気配は察知するようだ。

「だれだ!? オレのテリトリーに侵入してきたヤツは?」 
 ドウェインさんが出かけた後、キャツは2階に降り、閉まっているドアの前から、しばらく動こうとしなかった。

 わたしは、温和で愛らしく、スタイルのいいグレイくんが気に入り、なんども様子を見にうかがった。最初は「ヘン”””」と3階に居座っていたキャツだが、数時間もすると、しきりに階下を気にするようになった。

「ちょっとのぞいてみようか””””」
タイガーをお供に2階のドアを開けてみた。

 が、グレイくんは音響機器の下に潜りこみ、横を向き、タイガーに目をあわせようともしない。
タイガーはタイガーで、三つ指ついたお行儀のよい座り方で、決してスタジオ内に入らない。目は…笑っていない。(それまでも、キャツの笑ったとこ、みてはいないけど、ね。)

。。。。。。
かくして、2匹は「ウン」とも「スン」とも、「ニャン」とも「アオー」ともいわず、お別れするにいたった。

「コラボレート&コミュニケート」
 東京フリンジのスピリッツは、これなんだけどなぁ。ま、仕方ないね、次の機会を楽しみにしています。。


2009年5月11日月曜日

木綿のハンカチーフで「千夜一夜」って、なに!?


「死者の書」「サロメ」など、生と死、エロスとタナトスをテーマに踊るシャクティ。重いテーマをよく扱うため、一見、気難しいダンサーと思われがちだ。

ところがどっこい、実は、なかなかお茶目な性格で、未だに、悪戯好きな女の子のようなところがある。
今回の東京フリンジで踊る「リクエスト・ショー/千夜一夜」に、その要素がたっぷり…。
観客が「シャクティに踊ってもらいたい」と思う曲、あるいは「好きな曲」の入ったCをもってきてもらい、リクエストに応じて、即興で1曲踊るというもの。

この趣向は、昨年のアデレード・フリンジで行い、共感と微笑みの中で、拍手喝采を受けている。
「これで踊るのは難しいのでは!?」「ミスマッチな曲では!?」「普段なら踊らないかも!?」と思われる曲をリクエストする人が多かった…。

そんな中に、なんと太田裕美(字は後で確認します)の「木綿のハンカチーフ」があったそう!!!
えぇぇ~~!!! なんでえぇ~!?

実は、舞踊団のクミコはんが姫神の曲をリクエストしたのだが、どこでどう間違ったか、「木綿」がかかってしまったそう。その曲が流れている間、にらみつけられたクミコはん。「身が縮まったよ~」といってました。

それにしても、「あなたのための千夜一夜だから、楽しもうね」というシャクティ。音と遊べるひとでないとこのセリフはでてこないだろう…。

魔法のランプは、あなたのCD.。あだぶらかだぶら・・・・その中から飛び出すものは~!?
煙にまく、 黒髪の魔女かも。。。。。。






2009年5月2日土曜日

侍の家紋のような!? TFF ロゴ

*オレはレオ!
 なせばなるなさねばならぬのだ、にゃお


今日は、ドーンと骨太な印象を与える、東京フリンジ・フェスティバル(TFF)のマークを紹介します。

いかがですか?
力強いロゴだと思いませんか?

で、この紋のようなロゴをつくった、主催者の一人・ドウェイン・ローラ氏がキャッチを考えました。「Make it happen!」 です。
それを受け私は、「小さな波紋はいずれ大きなウェーブに」と付け加えました。
(*今年から始めようとしている、京都フリンジ・フェスティバル、KFFマークは、もうひとりのTFF主催者・シャクティが考えました。京都のはんなりとした雰囲気がでていますよね。)

「小さな」と形容したのは、定員30人の小さな劇場、場所は荒川を越えたローカルな堀切で、観光名所は菖蒲園があるくらいだったからです。

「フリンジをこの地でやろう!」
シャクティが言い出したときは、「うひゃ~マジ?」と、クミコ(シャクティ&ヴァサンタマラ舞踊団のひとり)と顔をみつめ、うなってしまいました。
なぜって二人とも、エジンバラやアデレードのように長い歴史をもつフェスティバルに行き、スケールの大きさを実感しているだけに、スタッフとしてやっていけるか、広報はどうするのかと、考えてしまったのです。

「なにいってるの! 世界一大きな国際芸術祭といわれるエジンバラのフリンジだって、もとは7名のアーティストが始めたんだよ!! 自分を信じれば、わたしたちにもできる!!!!」

シャクティのビックリマークの追い討ちに、いつしかこちらも「We can!!」と叫んでいた。小さな声だけど…。
(シャクティはむかしから、We をつけて私たちを鼓舞してきたっけ…。そう、あのオバマ大統領的発想の持ち主なんです…、ぼそぼそ…。)

 この街は、おそらく昔はあぜ道だったのではと思われるところに道をつけた感じで、曲がりくねった迷路になっています。
そんなせいか、路地裏には猫とお年寄り、キャッチボールする子供たち、自転車に乗り買い物に向かうおばさんの姿が多く見られますよ!
駅の傍にある、スーパー赤札堂には食料品から衣料品、家電など、結構いろいろ揃っているので、日用品には困りません。

そして、東京成田空港まで、京成線快速でおよそ50分。
20年前、シャクティがこの地に住もうと思ったのも、国際線に近いというメリットがあったからだと思います。

とまぁ、小さい街だけれど、人の気配が濃厚で、活気のある街で、東京フリンジ・Fをしているわけです。
猫好きの人が多いのも、やはり猫好きの私にはが嬉しい街です。

♪♪♪


2009年5月1日金曜日

癒されてるの!? ビタミン補給はパセリ!?





















近いうち、屋上の花の植え替えをしたいと思っている。

冬の間、彩りを添えてくれていたビオラも、そろそろか細くなり、花に勢いがなくなってきた。

近所の花屋さんに、ラベンダーとパセリの苗が売っていた。
これなら、京都からヴァサンタマラ舞踊団の3人が(F1.F2・Mayura)がきたとき、シャクティの作るパスタに入れてもらえる……よーし、とりあえず、これを植えよう。
と、スタジオへ。(もちろん、ラベンダーは観賞用だけど…。)

ところが、スタジオの戸を開けるなり、タイガー殿が近づいてきて、パセリをみるとやおら、むしゃむしゃ齧りはじめた。しかも始末のわるいことに、ペッペッと吐き出すではないか…。

「私たちが食べる前に、ほとんど食べられちゃうよ!」
シャクティが苦笑してた。
あぁ、あぁ、あぁ、。